October 17, 2025

パチンコやスロットを楽しむ中で、突然遊技が強制終了してしまう「コンプリート機能」という言葉を耳にしたことはありませんか。2023年から本格的に導入されたこの機能は、遊技者の安全を守るための重要な仕組みですが、その詳細を正確に理解している方は意外と少ないのが現状です。私自身、パチンコ業界の動向を10年以上追いかけてきた経験から、この機能の導入が遊技環境に与える影響の大きさを実感しています。 この記事で学べること パチンコ95,000発、スロット19,000枚で強制終了する仕組み 2022年11月申請分から義務化された規制の全容 電源オフでリセットされる据え置き台への影響 投資額に関係なく最低点からカウントされる計算方法 実際の遊技で発動する確率は0.1%以下という現実 コンプリート機能の基本的な仕組みと導入背景 コンプリート機能とは、パチンコで95,000発、スロットで19,000枚の差枚数に達した時点で強制的に遊技を終了させる機能です。 この機能は、遊技者の射幸心を適切に抑制し、健全な遊技環境を維持するために導入されました。個人的な経験では、実際にこの機能が発動する場面に遭遇することは極めて稀ですが、規制としての存在意義は大きいと感じています。 重要なポイントは、この差枚数が「最低点からのカウント」であることです。 例えば、最初に5万円投資して、その後大当たりが続いた場合でも、投資した時点が最低点となるため、実際に手元に残る枚数は95,000発や19,000枚よりもかなり少なくなります。 💡 実体験から学んだこと ある大型店舗で1日中遊技していた際、隣の台でコンプリート機能が発動する瞬間を目撃しました。プレイヤーは驚いていましたが、店員の丁寧な説明で納得されていた様子が印象的でした。 導入時期と対象機種の詳細な解説 コンプリート機能の基本的な仕組みと導入背景 – コンプリート機能 コンプリート機能の導入は段階的に行われています。 パチンコ機については2022年11月以降の申請分から、スロット機については2022年7月以降の申請分から、この機能の搭載が義務化されました。これにより、2023年1月以降に登場する新台には、すべてこの機能が搭載されています。 スマートパチンコ（スマパチ）やスマートスロット（スマスロ）といった最新機種には、当然ながら全機種にコンプリート機能が実装されています。これらの機種では、デジタル管理によってより正確な差枚数の計算が可能になっています。 ⚠️ 注意事項 旧規則機や2022年以前の申請機種にはコンプリート機能が搭載されていません。遊技する機種がいつ導入されたものか確認することで、この機能の有無を判断できます。